
昨日に続いて、特撮博物館で撮影したミニチュアを見てみよう。
男の子なら、きっと一度はこういう風景を自分で再現したいと思ったことはないだろうか?
以前、秋葉原の交通博物館に1度だけ行ったことがある。
手元の写真の日付は06年5月10日とあるので、閉館の4日前だ。
長年にわたって親しまれてきたためか、平日にもかかわらず、結構な来客数だったのを思い出す。
館内には実物のスバル360や初代サニー、飛行機、船(模型)もあったが、メインはやっぱり鉄道。
その鉄道関係の中でも、一番人気があるんだなぁと思ったのが、巨大な鉄道ジオラマ。
ジオラマを見つめる多くのギャラリーの目の輝きたるや、それはもう幼いころに帰っている。
管理人には、広い場所があったら…、金があれば…というギャラリー達の心の声が聞こえてきた。
そして気が付けば、管理人も童心に帰り、心の声を出していた。
いつの時代も、ジオラマは男(女性も?)のロマンなんだよねえ。



それにしても、見事なビル群。スクエアなそのフォルムはまさに本物のようだ。
スクエアなフォルムで本物のような出来といえば、TLVのローレルも忘れてはいけない。

トミカリミテッドヴィンテージ 日産ローレル1800 1/64
ブルーバードとセドリックの大きな隙間を埋めるべく登場したのが初代ローレル。
日本初のハイオーナーカーという位置づけで、登場当初はセダンのみという展開だった。
見た目こそ大きな510ブルーバードだが、開発はプリンス系という毛並みの良い車。
しかし、子供のころから今に至るまで、あまり見かけた記憶がない1台だったりする。
ライバルのマークⅡに今ひとつ人気が及ばなかったそうだし、地味なスタイルも理由だろう。
実用使いの510ブルーバードは80年代に入ってもそこそこ見かけたのとは対照的だ。
だが、TLVはやってくれましたよ、ローレルセダンのモデル化を。

グリルやフロント全体の造形バランスが良く、地味な顔立ちをうまく再現してある。
残念なのはグリルがシルバー塗装の点。黒い部分やメッキの光輝感が足りない。

シンプルイズベストと言わんばかりのリア。だが、ちょっとイイなと思わせる何かがある。

端正の一言で言い表せそうな、オーソドックスかつバランスの良いサイドビュー。
ボディカラーがシルバーのため、メッキ部分はグレーで塗装されている。
ホイールキャップがシルバー塗装なのはやっぱり勿体ない。
TLVの初代ローレルは、地味なスタイルと存在感を見事なまでに1/64で再現している。
その完成度の高さがたたってか、店頭でもオクでも不人気の1台になってしまった。
カラバリはゴールドと「東宝名車座」の赤があるが、どちらもオクでは0.5K以下が相場だろう。
東宝名車座はグリルやホイールがメッキなので、多少違った趣があり、これも悪くない。
スポンサーサイト