
チェリカ 左:クラウンカスタム 右:クラウンハードトップ 1/58
さて、クジラの計量はつづく。
今日は、以前の漁で捕獲していたチェリカ類のクジラHTとカスタムを比べてみたい。
ダイヤペット種はクジラの繁殖に熱心で、1/30でHT、1/40でもセダン、HT、バンを生み出した。
しかも、1/30と1/40は途中で実車同様のMCを行い、新種の改良にも成功している。
さらにチェリカ類でもHTとカスタムを誕生させており、キング・オブ・クジラの称号に相応しい。
HTは1972年7月に誕生したという記録があり、チェリカ類の記念すべき第1子でもある。
しかも、当3吋漁業組合の初日を飾るなど、管理人のお気に入りの1台だったりする。
チェリカ類で同じ車種のボディバリエーションはクジラだけのはずだけど…


さすがに同じわけがない尾ひれ。HTの方が丸みが帯びた感じかな?


おや?カスタムはHT顔だから、全く同じ顔だと思っていたけど…

拡大してみたら、実は顔も顎も全然別物じゃん!ボンネット高も違うし。
HTはグリルが楕円でエンブレムも細かく、バンパーのオーバーライダーも細い。
それに、バンパー内蔵の車幅灯もHTだけにモールドされている。


横から眺めてみても、顔まわりの形状や体の厚みが随分違うのがわかる。
HTはより低さを強調したいのか、カスタムより幾分かスマートになっている。

Aピラーを同じ位置に並べてみると、あら不思議、頭の長さも違うじゃないの!
後から生まれたカスタムの方が鼻先が長く、尻尾が僅かに短い。

詳細に見ていくとHTの方がやや細かく、柔らかい印象を与えるなど、完全に別物。
違いとしてはボンネットのプレスライン、オープニングライン、インレットetc


ハメコミのHT、カシメのカスタムという違いもあるが、それ以前に裏板が別物。
HTはリアサスに4リンクのロッドが再現されているが、カスタムは省略されている。
しかし、カスタムは専用の裏板を起こしたらしく、これはこれでコストがかかっている。
今日の計量で、兄弟と思われていたHTとカスタムが実は別物という事実が判明した。
ダイヤペット種は1/40の3ボディとも、別の生産地(金型工場)で生まれたことがわかっている。
チェリカ類もダイヤペット同様、HTとカスタムは別の生産地で誕生したんだろうか?
ところが、短命だったチェリカ類は詳細があまりわからない。
ということで、これらの謎は今後の3吋漁業組合のテーマになりそうだ。
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