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そう、それはやっぱり「噂の刑事トミーとマツ」なのであります！

冒頭、射撃訓練を行うトミーと東刑事（成川哲夫）のところへやってくるマツ。

東刑事とは仮の姿で、その正体はネヴュラからやってきたスペクトルマンなのはご存じの通り。
また表向きにはトミマツがドラマの主人公ですが、当然本当の主人公はスペクトルマンです。


後輩のために敢えてスペクトルフラッシュを使用せず、トミーに花を持たせるスペクトルマン。
おかげで、トミーが撃った弾は全てが中心部に命中。
ところが、銃の腕はからっきしのくせに、それが気に入らないのがマツ。そこで




他の刑事ドラマでは絶対にお目にかかれない斬新な撃ち方を披露。すると


なんと、トミーを上回る結果を叩きだしてしまう。

そんな時、富士見署管内で強盗事件が発生。


現場に向かったトミーたちは容疑者の車を発見し、追跡を開始するが

射撃訓練での全弾命中で調子に乗ったマツは箱乗りになり、逃走車に向けて発砲！

弾は街路灯にあたり、案の定よしときゃいいのに状態。



さらに追跡を続けると、通学路にさしかかってしまい

犯人の車は電柱に衝突

覆面車もすんでのところでなんとかストップ。犯人が発砲してきたため


逃げ惑う高校生たちをよけつつ、マツが懲りずに一発発射。

手こずりつつも、スペクトルマン達の応援を受け、なんとか犯人を逮捕する。
嗚呼、めでたしめでたしと思いきや

通学路にいた女子高生（木下和佳）が被弾。

さすがのわかめラーメン（石立鉄男）もキザギリ（清水章吾）の胸ぐらをつかまずにはいられない

と、のっけからシリアスな展開ですが、このエピは

第102話「死ぬゥ！トミマツの人間せんべい」　1982年11月17日OA
と、まったくもって刑事ドラマとは思えないサブタイ。

マツに誤射の嫌疑がかかるが、マツが発射した弾は別の場所で発見される。
本当の狙撃犯を捜査していくうちに、彼女と恋人が殺人事件を目撃していたことが判明。

容疑者が経営する建設会社に向かうトミーとマツは珍しくエテルナΣを使用。


会社から出てきた不審なダンプを尾行すると、その恋人が拉致されており、追跡開始。


ダンプの前に回り込もうとするが、後ろからもダンプが来ており…




と、おやおや～！エテルナが急に小さくなったような？目の錯覚かしらん？




いや～ん！このリアは初代ギャランだわ～！ホイールはGLかカスタムに違いないわ～！
Σに似せるためにモールを再現したり、メッキバンパーを黒く塗装したり、とても芸が細かい。








後ろから前からの畑中葉子状態。よ～く見ると、フェンダーミラーも黒塗装されていますね





必死に逃げようとしても


サブタイ通り、人間せんべい状態。

弱腰のトミーにブチ切れたマツがハンドルを切ろうとするや、すっぽ抜ける始末

まるで役に立たないトミーに「おとこおんなのトミコ～！」の決め台詞が炸裂するや



城西署の徳吉なんか目じゃないぜ！と言わんばかりに屋根を突き破ったトミー



まずは後のダンプに乗っていた二人を車外に放り出す。一方のマツは


覆面車のフロントがダンプに引っかかっているので、逃げられないまま

ここでタカさ～んチェック！テールランプが5分割で両サイドにアンバーが確認できますね。
すなわち、ギャランLと断定できるのであります！





前のダンプに飛び移ったトミーは荷台から敵のボスを覆面車に投げ飛ばし、ダンプを止める

ハッと気づくと、なにも覚えていないトミー。そしてトミーに感謝する恋人（また田鍋友啓）
またもや事件は無事解決にし、めでたしめでたしのエンディング

このエピは本放送と翌年の再放送でも見たが、スタント車が初代ギャランという確信を持てず、
ギャランだと思うけど、もしかしたらフローリアンかも？という疑問を当時から抱き続けていた。
フロントとリアがほとんど映っていないからだが、サイドのモールで正体不明になっていたのねん。
それにしても、制作スタッフの芸の細かさには恐れ入ったわ…